OCERO理事長細川恭史は、国際EMECSセンターの科学政策委員会メンバーとして、タイ国パタヤ市で11月5日から8日まで開催されたEMECS12(第12回エメックス会議)に参加しました。今回は、「復元力のある沿岸海域の実現に向けて~統合的管理のための協力体制~」というテーマのもとに開催されました。17か国から300人以上の参加者を集め、世界の沿岸域環境や閉鎖性海域の環境復元への取り組みや調査研究成果が紹介され、知見を共有し、今後の方向性についてのアイデアが交換されました。日本からは、大学や研究機関の研究者をはじめ、市民団体、兵庫県議会の有志、広島と兵庫の高校生、など多彩な顔ぶれの参加がありました。
最終日の11月8日には、タイ湾に面したサメサン島自然保護プロジェクトを視察し、有名リゾート地とはかなり違う海や海辺の様子を見ることができました。
今後の閉鎖性海域の環境修復の検討にとって、大変有益で刺激的な議論に接することができました。
【報告書(PDF:434KB)】
開会式で歓迎の挨拶をする井戸国際エメックスセンター理事長